【美少女戦士セーラームーン】これってどの世代に向けたアニメでしたっけ?
こんにちは。
以前からtvk(テレビ神奈川)で放送中の【美少女戦士セーラームーン】を観ています。
わたしは20代後半女性なので、割ともろ世代と思われますが、何故かわたしにはセーラームーンを観ていた記憶がなく…
主要キャラクターの姿と名前は流石にわかりますが、細かい設定や展開は何も覚えていないのです。。
でもやはり世代は世代なので、周りの友人にはセラムン大好きな子が多く。
現在もグッズ販売が尽きなかったりと圧巻の人気を誇るセーラームーン、ふと気づいたらtvkで放送してる!!となって、慌てて観始めたのです。
途中、なるちゃんの悲恋が悲しくて涙したり美奈子ちゃんの失恋が切なくて涙したりと主に泣いてばかりだったのですが、先日遂に無印セラムンの最終話まで完走しました。
知識として、最後にセーラー戦士たちはみんな死んでしまうということは知っていました。
話のタイトルにも思い切りネタバレされてますし、それなりに覚悟を決めて観たのです。
冒頭、決戦に向かう前に「戦いが終わったら何をするか」といった話で盛り上がるうさぎたち。
ああ…それはいわゆる戦争で家族の話をするやつは死ぬっていう…ハガレンか何かでもあったお決まりのフラグ…
そう思いつつ、割と全力でフラグを立てていくんだなと冷静に思ったり。
いざ戦いが始まった!と思ったら、思っていた以上に呆気なくどんどん命を散らしていくセーラー戦士たち。
…え???
わたしは初期メンだとまことちゃん/セーラージュピターが1番好きなのですが、まこちゃんが最初にやられてしまうとは思わず…
ここまで一緒に戦ってきた大事な仲間の死だというのに、少年漫画とは違ってとてもサクッと死んでしまう印象を受けました…
え?今のでまこちゃん死んじゃったの?という感じに。
そこから次々と、本当に怒涛の勢いで死んでいく…いやいや本気か…?
これ、女の子向けのアニメだったよね?と頭の中は大混乱。
大好きな仲間、友達がどんどん死んでいく姿にセーラームーンもとい、うさぎは泣き叫び、最後に残ったマーズに自分が戦うから先に行くようにと言うも、マーズも目の前でやられてしまいます。
いくら世界を守るために戦ってきたとはいえ、中身はただの女の子。
前世が月の王国のプリンセスとはいえ、うさぎは普通の女の子なんです。
さっきまで一緒に笑い合っていた友達が目の前で次々と死んでいくなんて、想像を絶します。
それに、セーラー戦士たちの覚悟の強さというのにも驚かされました。
彼女たちも前世からの運命だったとはいえ、普通の女の子に変わりありません。
仲間を先に行かせて、敵にひとりで立ち向かうなんて怖かっただろうに。
帰ったら恋愛するんだーと年頃の女の子らしい可愛い話をしていた子たちが、あんなに堂々と戦って散っていくだなんて。
わたしの思う年相応な反応を見せるうさぎと、全く正反対なくらい強い覚悟を持って散っていく他の面々とのギャップが激しくて、わたしはもはや涙すら出ませんでした。
呆気にとられるというか…呆然としてしまいました。
最終的に、みんな転生して生き返る?また生を受けるのですが、セーラー戦士として戦った記憶は全くなく、お互い仲が良かったことも忘れて顔見知りや全く知らない関係性になってしまった、というところで無印セーラームーンは終了しました。
これは…完全にバッドエンドではないですか…
みんな本当に死ななくてよかったね、というくらいしか救いの手がありません。
お互いがお互いを忘れてしまうラストというのは切なすぎます。
セーラームーンって女の子向けではなくて大人向けのアニメでした?
わたしは個人的にバッドエンドに抵抗感がないので、この展開と終わり方はまさに神レベルと思い、鑑賞後、ひとりでスタンディングオベーションでした。笑
ただ、これを今で言うプリキュアみたいに、女の子たちが可愛くて強いセーラー戦士に憧れて毎週楽しみにしていたアニメとして考えると、当時の視聴者はどんなトラウマを植え付けられてしまったのかと心配になります…
tvkではすぐにセーラームーンRの放送が始まっており、引き続きそちらも鑑賞予定です。
R以降から、あの有名なお姉さま方(こちらに関しては名前すらよくわかっていません)が出てくるんですよね?
どういう展開があってどう終わるのか、R以降については何も知りません。
今はまだ無印の余韻に浸ってこれを書いているのですが、もう少ししたらRも観ていくので、思うことがあればまた記事にしようと思います。
それにしても流石セーラームーン、今でも世界中の多くの人を虜にし続ける魅力がわかった気がします。
結末はともかく、とにかく可愛すぎるんですよね。
女の子たちのキャピキャピ感も、恋愛に一生懸命な姿も、変身して戦うのも、そして色彩の見せ方や音楽も何もかも。
何故いまセーラームーンを放送してくれているのかはわかりませんが、このタイミングでなかったらわたしはいまだにセラムンを知ることなく過ごしていたと思います。
tvk様、ありがとう!!!
2021.12.14